マーケット感覚を身につけよう -自分の欲望と向き合う重要性-
超人気ブロガーの「ちきちん」さんが書かれた「マーケット感覚を身につけよう」。
会社員をしているときに、たしか発売と同時くらいにkindle版を買って、何度か読んでいました。そのときは分かった気になっていて、ぜんぜん分かっていなかった。
当時の勤務先の仕事の、ターゲットについて限定的に思い巡らせていた程度。
会社員を退職し無職になってから、頭の片隅にはあったけど、意識して読めなかったんですよね。
それは、
40代で、無職で、転職市場に放り出されたわたしに、
どれだけの価値があるのか。
ということを突きつけられるのが怖かったから。
すごく怖いけど、マーケティング職を志す以上、読まないわけにいかないでしょ、と、なんとか再読。
...。
今、わたしがこの本を読んで強く印象に残ったのは、
”自分の欲望に素直にならないと、マーケット感覚を身につけるのがとても難しくなる”
というところです。
長くない会社員時代を送ってきましたが、我慢代=お給料 という感じだった。
「こういう暮らしをしたい。でもこの会社で勤める限り、それは無理」
「この会社で働くしか、自分の人生で選択肢はないんだ」
そう思い続けて10数年、結果、
自分が何を欲しくて、どうありたいのか、
ぜんぜん分からない人になっていました。
”自分の心をごまかしているのに、他者の心を読む(マーケット感覚を身につける)なんて不可能”
ほんとうにその通りで、会社員時代のわたしは本格的に「思考停止な人」になっていたのです。
自分に欠けている「マーケット感覚」。
建設的に、ポジティブに自分の欲を呼び覚まし、向き合うことをしていきたいと思います。